それは土に生じ土に帰す自然の理。
地球に生きとし生けるもの全て
命つきれば土に抱かれ元素に戻り
再び生まれくる時を待つ。
また人が造り出す物たちも
役目を終えれば
再び命を育む土となる。
地上でも海底でも
土は循環再生の揺かご。
生を育み、死を抱き
生と死の環をつなぐ。
使う物、食べる物は本来
自然に素材を得る土生土帰の産物。
そうした土から生まれ
帰りゆく物たちに逢いにゆこう。
越前町の土生土帰たちには
何があるのか。
AIの時代へと急加速する中で
太古から続く土生土帰の環は
どうなるのか。
その目で確かめ、その手で触れ、
その口で味わい
人と物の命が土を介し
時の環を巡る世界を感じてみたい。
福井県丹生郡越前町の南域に位置する小曽原は、古くから焼き物が作られ、現在も多くの作家が作陶に勤しむ越前焼のふるさと。
そんな小曽原の土生土帰の旅をより楽しむために、まずは地名と歴史から深ぼりしてみよう。
越前焼は古代からの長い歴史をもち、日本の六古窯の一つに数えられる。なかでも古代の窯跡は、小曽原の盆地周辺に 大変多く、これらの窯が9世紀初頭から10世紀前葉にかけて継続的に操業していることから、古代越前の須恵器を調べる際の標式遺跡として位置づけられている。
古代からの歴史が息づく
小曽原の地
なぜココに?なにコレ?
小曽原へと竹林の谷を幾つか抜けると、
そこは土生土帰のものたちと出逢う場所。
古くから土器が焼かれ、現在は越前焼の産地として知られる小曽原とその周辺には、陶芸作家はもちろん、様々な分野の創作活動を行う人々が居を構えている。 また、自然からの恵みを丁寧に育て、新しい形の農業を造り出す人々がいる。
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